2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「哲学する幼稚園児」めぐって議論

フランスでは哲学がリセ(高等学校)の最終学年で教えられており、バカロレア(大学入学資格試験)の出題科目となっていることは比較的よく知られているだろう。哲学が中等教育でそれだけの地位を占めているというだけで、日本から見ればかなりの驚きなのだ…

空路混乱で責任の押し付け合い勃発

御存知のとおり昨年末、ちょうどクリスマスを控えた時期に、欧州は大寒波に襲われた。激しい雪で交通機関がマヒし、フランスを含む西ヨーロッパの主要地域では航空便の欠航が相次いだ。ちょうど休暇期と重なったため日頃よりも搭乗客が多く、その分飛行機を…

冬のイベントを支える警備員さんに取材

ドイツやフランスなどの各都市で開かれ、夜が長く寒さも厳しいヨーロッパの冬の生活を多少とも彩る存在になっているクリスマスマーケット。ブリュッセルでは「冬の祭典」という形で、物販だけでなく光のページェントやスケートリンクなども含めた総合的なイ…

OECD学力調査への各国の反応(2)

OECDの学力到達度調査(PISA)はどのように受け止められているか、フランスに続いて今日はスイス篇。12月8日付の大衆紙『ル・マタン』の報道によれば、この国では成績水準それ自体が問題になるというより、もっと政治的な駆け引きの材料として調査結果が使わ…