2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリュッセル飼い犬事情

犬や猫といったペットの家族の中での存在感は、少子高齢化などの影響を受け、増しこそすれ弱まることはないように思うけれど、いったい日本ではペットがどのくらい飼われているのだろう。飼い犬の統計は厚生労働省で一応まとめているようだが、それが話題に…

ビールとチーズの里、シメイ探訪

多種多様なベルギービールのラインナップが日本でも専門店などで知られるようになるにつれ、比較的アルコール度数が高く濃厚な味わいのシメイ・トラピストビールを見かけることも多くなった。しかし、『地球の歩き方』などの記述を見ても、ビール産地として…

年金制度改革、今後も残る課題

エリック・ヴォルト労働相主導の下、6月16日に提出されたフランスの年金改革法案は、9月15日に下院(国民議会)を通過した後、10月22日にはついに上院(元老院)で可決された。これをもって、学生なども巻き込んだ大規模デモとストライキが展開される一大社…

TGV延伸を機に都市再開発目指すトゥールーズ

ボルドーやピレネーといったフランス南西部には、実はまだ行ったことがない。パリを拠点とした場合、鉄道での移動に時間がかかるのがその理由の一つ。フランス第5の都市圏であり、古代ローマ都市以来の歴史を誇るトゥールーズへの道のりは、列車でパリから最…

コールセンターの国内引き留め作戦

日本で生産現場のアジア諸国等への海外移転が問題になって久しいが、アメリカでは同様の問題を「オフショアリング」という用語でとらえている。英語が国際共通語になっているだけに、生産のみならず、IT技術を介して事務系や開発系の各種業務が言葉の壁なく…

中小企業景気に陽光の兆し

経済成長率が低迷し、その将来見通しも明るくないなど、フランスの景気についてはあまり芳しい状況にあるとは思えないが、たまには明るいニュースも出てくるものらしい。10月6日付『ラ・トリビューン』紙が、中小企業の景況感が好転しているという調査結果に…

社会党出身閣僚が迎えた試練の党大会

スイスにおける連邦レベルの行政府の長は、連邦議会で選出される7名の参事が務めることになっており、与党である各政党から議席配分に合わせた人数の参事を出すことが慣例となっている。この9月22日、辞任する2名に代わる新たな参事が選ばれ、社会党(註:ス…

司会者が実感するラジオとTVの違い

今日はちょっと短めの話を一つ。フリーペーパー『メトロ』紙の10月18日付に、この9月からRTL(フランス全土で放送されている民間ラジオ局)で平日午後の帯番組に起用されたフラヴィ・フラマンへのインタビューが掲載されているので、こちらを紹介してみよう…