2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜか高まらないドイツ語学習意欲

最近、ユーロ危機の中でドイツが堅調な経済運営を維持していることから、欧州諸国全般にドイツ語学習熱が高まっていると言われる。周知の如くドイツとベルギーは隣国同士で、欧州特急タリスに乗ればブリュッセルから2時間半でケルンまで達するほどの近さにあ…

マックレガー、パリに旗艦店を新展開

1921年にアメリカで創業され、現在はオランダ資本下にあるファッションブランド、マックレガー。紳士洋品を主体として、上質感と快適さが共存するアメリカンカジュアルをコンセプトとした販売路線を築いている。日本では百貨店やショッピングセンターのテナ…

争点見えぬまま大統領選は投票に突入か

2強候補の争いといった感じで内外報道では集約されつつあるフランス大統領選挙(本当にその図式でいいのか、多少の疑問の余地なしとしないが)。連日賑やかに論戦が闘わされているように見えるものの、その質はいったいどんなものか。そもそも今回の選挙で、…

サルコジ政権の5年間を大胆総括

いよいよ大統領選の第一回投票を間近に控え、少しはその関連事項についても触れておきたいのだけれど、いかんせんフランスのメディアはこの話題で沸騰しており(当然だが)、内容も個別の事象を扱ったものが大部分なので、わかりやすい適当な記事を探すのは…

バーゼルで若き時期のルノワール展を開催中

ドイツ、フランスとスイスが接する交通の要衝であるだけでなく、実は美術の都としても有名なバーゼル。大規模なアートフェアが毎年6月に開催されるほか、世界最古の公共美術館ともいわれるバーゼル市立美術館が充実したコレクションを有しており、さらにバイ…

「不信」をキーワードに大統領選を分析

大統領選を間近に控え、新聞紙上でも関連の報道が日々厚みを増しているフランス。もちろんその内容は各候補者の打ち出す政策、選挙の争点、支持率や結果予測から果ては関係者の一挙手一投足まで幅広く及ぶわけだが、なかには今回の選挙戦の背景にあるフラン…

レ・アール市場の写真展、パリ市役所で開催

パリのいわば中核的商業・公共施設である「フォロム・デ・アール」は、開設から約30年経って老朽化が進んだため、昨年から大規模な改修工事に入っているが(2011年12月28日付当ブログ参照)、言うまでもなくこの施設の前身は、エミール・ゾラをして「パリの…

復活祭チョコの最近のトレンド

ヨーロッパで春の到来を告げる重要なセレモニー、復活祭。今年は4月8日がこれに当たる(西方教会の場合)が、この祝祭を彩るアイテムの一つとして、卵型など様々に型取られたチョコレートが挙げられる。4月6日付のフリーペーパー『メトロ』紙は、復活祭にお…

それでも紙媒体の辞書は永遠に不滅?

辞書はかなり持っている。長年使った(というよりは持ち運んだ)あげく使いつぶしてしまったものもあるし、ある辞書には出ていない語彙が他では出ていたりするので、ついつい数が増えてしまうという事情もある。まあ自分のことはさておき、日本全体で見た場…

パリ・サン−ラザール駅の大改装工事ついに完成

昨年末にパリを巡った際、サン−ラザール駅が大規模工事中だったことはこのブログに記した(2011年12月28日付)。ホーム周辺はともかく、出入口あたりの光景がすっかり変わっている(掘り返され、また工事が着々と進んでコンコースには以前の跡形もない)のに…

水道水の一部の質に重大な憂慮あり

海外旅行では水に気をつけなさいとよく言われ、自分はフランスでミネラルウォーターばかり飲んでいるが、実は「基本的には」この国の水道水には質的に何の問題もないらしい。今手元にある『地球の歩き方 パリ&近郊の町’11〜’12』にも「フランスの水道水は石…

どれほど温室栽培が発達しても、旬の野菜はおいしい

日本の食生活が、良い意味でも悪い意味でも季節に縛られなくなって久しい。採光や空調を調節した栽培技法を用いて、多くの野菜などが季節を問わずに栽培、収獲されるようになっているし、それで足りなければ他国から輸入することも容易だ。日本よりも寒冷の…