2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

意気盛んな物流基地2題

何のタイミングによるのか知らないが、8月後半のフランス『ル・フィガロ』紙の経済面で、オランダの物流拠点が2回続けて取り上げられているので、少し読んでみる。まずはアムステルダム近郊の花卉市場についての記事から(Aalsmeer, le marché aux fleurs à …

ブルターニュ大公城、人気の秘密は?

パリの西南西約300キロ、ロワール川が大西洋に注ぐ河口近くに開けた都市、ナント。この街の代表的観光地であるブルターニュ大公城は、『地球の歩き方 フランス』でも詳しく紹介され、「訪れる価値あり」の見所になっているので、すでにお出かけになった方も…

ボルドー産ワインに抜本的な改革計画

ワインの産地として不動の地位を誇るボルドー。5万人がワイン関連の仕事をしているということで、地域の基幹産業の一つでもある。日本から漠然と見ている限り、そのステイタスや生産基盤は万全であるように想像されるが、実のところ内情はそんなに単純なもの…

高校生がグランゼコールで夏期講習!

フランス教育制度の頂点に立ち、長年エリート養成に貢献してきたグランゼコールも、近頃はその特権性をめぐる改革の波にさらされていると言われる。文化資産の高い家庭環境に育った者たちがグランゼコールを経て出世を果たし、その子どもも高い文化資産を家…

「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」

渋谷でドキュメンタリー映画「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」を見る。土曜日の夕方、60数名の小さなシアターはほぼ満席。もう少しキャパシティに余裕のある劇場なら楽だろうとは思うが、さしあたりオランダ発の一見地味な映画で席がいっぱいになっ…

商店の営業時間延長、その成果は

今回取り上げるベルギーやその周辺のヨーロッパ諸国で、商店の営業時間が短いという一般的傾向についてはよく知られている。一部のスーパーなど別にすれば、平日は6時頃に終了、日曜日は休みというのが(国によって多少異なるにせよ)普通ではないか。ただ、…