2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

パリのキオスクの経営危機が深刻な様相に

パリに行くと必ずお世話になるのが、街中に約340店舗あるというキオスク(新聞スタンド)。もちろん雑誌や新聞を買うために立ち寄るのだが、小屋の外壁に近刊雑誌の特集の紹介などが大きく宣伝されているのを見るのも楽しい。このキオスクがここ数か月、流通…

人々にとって「富裕」とは何か?

前のブログで、フランスの現政権では富裕層に対する増税などが企図されている、と書いたが、そもそも富裕という概念は相対的なものだ。人によって、あるいは政策判断によって、「お金持ちである」「豊かである」とされる範囲はどうにでも変わってくるのでは…

人材の国外流出はやはり問題

昔と比べて、よりよい生活条件を求め人々が大規模に移動するようになった現代国際社会。その代表例は移民だろうが、一方で世界を飛び回るビジネスマンや企業家たちのなかでも、生活の本拠地ひいては国籍までも他国に移してしまおうという動きは少なくない。2…

ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長の「長かった8年間」

単一通貨ユーロの制度運営を協議するユーロ圏財務相会合(17か国で構成)の議長を長年務めてきたジャン−クロード・ユンケル氏が、1月21日付でその職を退いた。ルクセンブルクの首相兼財務相であり、ただでさえ多忙な日々の彼にとって議長在任期間、とりわけ…