2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アズナヴールは引越好き

前から取り上げたいと思っていたセレブネタ。ハリウッドのスターほどではないが、フランス語圏でも有名人の生活ぶりに注目が集まるのは同じこと。6月24日付けの『トリビューン・ドゥ・ジュネーブ』紙(ジュネーブ地域の一般紙で、決してゴシップペーパーでは…

列車の運転士、大募集中!

列車の運転士は幼き頃の憧れ。なわとびを丸く結んで「電車ごっこ」をした記憶は遠く、今では車窓から過ぎ去る風景を眺めるのを楽しみにするぐらい。ところが、無料新聞の代表格、『メトロ』紙パリ版の6月17日付けで、鉄道運転士の大規模なリクルートが行われ…

『パリ医学散歩』

岩田誠『パリ医学散歩』(岩波書店、1991)読了。神経内科医として日本の先端を行く(本書刊行当時は東京大学医学部助教授、その後東京女子医科大学医学部長等を歴任)岩田氏が、1500年ほどにも及ぶフランス医学発展の歴史を、留学先であるパリの街並みのな…

域内留学制度、20年の成果と課題

6月6日の日記で名前を挙げた女優セシル・ドゥ・フランスは、セドリック・クラピッシュ監督の「スパニッシュ・アパートメント」(2002)で一躍名前を知られるようになったが、この映画は、EU諸国の交換留学制度である「エラスムス・プログラム」を素材とし…

花粉症は今が真っ盛り

数十年の花粉症歴を誇る(?)当方だが、4月半ばか少なくともゴールデンウィークに入る頃には、症状が一段落するのが通例。ところが、ベルギーの新聞では6月に入ってから、花粉症の記事が紙面を飾っている。6月3日付の『ラ・キャピタル』紙から、事情を詳し…

「モンテーニュ通りのカフェ」

飯田橋のギンレイホールで、ダニエル・トンプソン監督「モンテーニュ通りのカフェ」を見る。全206席が満席で、通路に座る客も出るほど。これだけ人気のある映画館を見習って、新作ばかりのシネコンだけでなく、名画座がもっと増えてくれたらと願うところ。 …

欧州議会選挙報道をめぐる各国事情

今週4日から7日にかけて投開票が実施される欧州議会選挙について、日本での報道はかなり寂しい。目にした限りでは、5月29日付けの『毎日新聞』がまとまった記事を載せている程度。しかし、実のところそれも無理はない。EUを構成する各国ですら、選挙への関…