2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ市内の住居購入は超困難事に

パリをはじめとするフランスの大都市の不動産価格は、このところ何年も高騰傾向を続けており、結果として例えばパリ市内で普通の人々が持ち家(自己所有のアパルトマン)を手に入れることは、もはや高嶺の花といった状態にあると言われる。それでは直近の情…

ブリュッセルのタクシー、ようやくカード決済本格導入へ

クレジットカードの利用に関し、日本のタクシーは(個人タクシーも含め)最近だいぶ整備されてきた印象があったため、はるかにカード使用普及度が高いはずの(と思っていた)ブリュッセルで、これまでタクシーでの支払いにほとんどカードが使えず、現金払い…

企業に訊くコーヒー販売の新トレンド

インスタントからドリップ式、そしてまた自家焙煎豆専門店の隆盛と、日本人が家庭で飲むコーヒーも、この数十年の間に変化し、多様化してきた。もちろん「朝はカフェオレとクロワッサンから」がある種の伝統として定着していて、実際1人1日平均2.2杯のコーヒ…

流行のパステルカラーをビジネスで活かすには?

夏場にクールビズが推奨され、「どぶねずみ色」と揶揄されてきた日本紳士のビジネス服の世界も変革を迫られる状況になってきた。一方、ファッション先進地域として男性のお洒落度も高いとみられるヨーロッパ、とりわけフランス。なんと今年はパステルカラー…

拡大傾向ながらも道半ばの自然派食品

自然派食品をめぐるフランスの動きについては、当ブログでこれまでに何回か話題を扱ってきているので、今日は簡単な紹介のみに留めておこう。6月6日付のフリーペーパー『メトロ』紙は、引き続き増勢にあるとみられている自然派食品について、具体的な数字を…

国際競争力、好成績の秘訣と陥穽

毎年5月末から6月にかけて、経済界を中心にちょっとした話題になるのが「世界競争力ランキング」。ローザンヌにあるビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が発表するこのデータ、日本は今年27位(前年比2ランクアップ)だったそうだが、今回注目され…

旅行会社のリストラにみる時代の変化

消費者向けサービスを提供するどの業界でも、ニーズを敏感に捉えそれを先んずるか、せめて出遅れないようにしなければ、大企業であっても業容の停滞は必至。日本の旅行業界を例に取れば、HISなどが順調にシェアを伸ばしている(とみられる)一方、そのあおり…

公文書館の大規模移転作業がスタート

日本では2009年に公文書管理法が成立して以来(2011年施行)、公文書の保存と利用に関する意識が多少高まっている様子も窺えるが、すでに聞こえて来ているのが年々増え続ける文書を収蔵するスペース確保の問題。この点は公文書先進国?であるフランスも同様…

音楽の授業がないなんて

当欄ではつい先日、ブリュッセル・ジャズ・オーケストラやベルギー国立管弦楽団の話題を取り上げたばかりだが(それぞれ5月2日付、5月9日付ブログ)、ベルギーの各種音楽文化が充実している背景には、当然幼少期からの教育がしっかりしているということがあ…

パリ13区、学生街の整備目指し着々?

パリ市内も、セーヌ河沿いを歩いてオステルリッツ駅を過ぎると、もう出外れた雰囲気を醸し出していた時期が長かったはずだが、それも過去のこととなりつつあるのか。フランス国立図書館(BNF)の南側に大学が進出し、この地帯を拠点とする学生の数は確実に増…

一般医の人材不足に対処する施策のあり方

市民に密着し、主に患者の初期治療にあたる「一般医」、そのベルギーでの動向については、以前にもこのブログで紹介した。その際は、彼らがあまりの忙しさなどによりバーンアウトに陥る現象が多いことを取り上げた(2011年11月16日付)が、今日の話題もその…

テレビ界でも「政権交代」発生か

保守派から左派への政権交代によって、あらゆる分野でさまざまな変動が予想されているフランス。その中には、意外というか当然というか、放送界そしてニュースの世界も含まれている。新大統領選出より以前から実は予測されていたという変動とはいかなるもの…