2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

美術史が中学修了試験の科目になるってどういうこと

日本で「美術史」の授業と言えば、大学の教養課程、あるいは文学部の専門科目などを連想するだろう。ところが9月17日付の『ラ・クロワ』紙は、美術史が中学高校の一科目になるばかりか、中学修了証書授与試験の必須受験科目になるという話題を伝えている(Le…

トマト祭りで知る生物多様性

ロワール川沿いの城と言えば人気の観光スポットとして数々知られているところだが、今回登場する「ブールデシエール城」は、日本のガイドブックに掲載されるほど有名ではないようだ。15世紀に成立したルネサンス様式の城ながら、18世紀に大部分が破壊され、1…

特集「パリのお菓子」

大型連休初日。遠出の予定はなく、雑誌を買い込んでぱらぱらめくっている。 『フィガロジャポン』10月5日号の特集は「パリのお菓子」。誌面は予想に反して、意匠に凝ったパティシエたちの創作ケーキではなく、日頃から口にするような素朴な菓子(ブリオッシ…

新型インフル、宗教界はどう対処するか

フランスでも1週当たり10万人以上の新規感染者が確認されるなど、新型インフルエンザは既に相当な流行を示している。こうしたなかでカトリックを始めとして、多くの信徒が集まって儀式を行うなど対人接触の機会が多い各宗教界では、それぞれの対策を開始して…

創立75周年、宝くじの期間限定企画

ご存知の方が多いかと思うが、宝くじといえば日本ではジャンボの類の指定番号くじが主流なのに対して、ヨーロッパ諸国においてはむしろ、日本のロト6のような番号選択式くじが普及している。フランスやベルギーも同様。8月28日付けの『ル・ソワール』紙は、…