2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

労働相のとある1日

「誰々さんの1日」という新聞・雑誌記事の類型がある。有名無名を問わず、ある人の人物像を生き生きと伝えたいときに、典型的と思われる日の出来事やエピソードなどを読み物風に記す、洋の東西を問わない記事パターン。今回は11月9日付『ル・パリジャン』紙…

ユーロ2016の招致進む、ただ先立つものが

2016年のオリンピック開催地はブラジルのリオ・デ・ジャネイロということでめでたく(?)決まったわけだが、同年に開催されるサッカー欧州選手権(ユーロ2016)の開催国決定は来年3月。サッカーに限ればヨーロッパではオリンピックより位置づけが高いとも言…

フランスからみた「観光都市」ブリュッセルの魅力

海外を自由旅行したい日本の若者が持参するガイドブックとしては、「地球の歩き方」が圧倒的と言えるだろうが、当然のことながら諸外国にも類例はある(アメリカが元祖なのではないかと推測するが、調べてないので不明)。フランス版「地球の歩き方」は「ル…

ゆううつな秋をいかに過ごすか

スポーツ、行楽、食欲……、さわやかなイメージが強い日本と違って、南部を除くヨーロッパ地域では、秋は憂鬱な季節と捉えられることが一般的だ。どんよりとした天気が続き、気温は急に下がってくる。日が短くなるのも速く、夏時間が終了することも相まって特…

年々増加する企業への苦情、対応はいかに

とかく現代のサービス産業で避けて通れないのがクレーム。「クレーマー」という単語が日本語として定着したのはそれほど昔ではないと思うが、大きく言えば「産業社会」から「消費社会」への転換の故か(ちょっと誇大)、市民が企業に文句をつけることに躊躇…

市民の景気意識はいまだ悲観的

最近はフランスをはじめ、ヨーロッパ全体で経済の回復が進んでいると言われる。企業を中心とする景況感が、金融危機以前の水準近くまで改善している(『日本経済新聞』2009年10月19日夕刊)し、株価指数であるCAC40が上昇傾向にあるなど、好調な動きを示…