2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

緊急時対応電話をめぐる混乱

一般に報道こそされないけれど、日本の緊急時救援を引き受ける2つの電話番号、110番と119番には、多種多様な、本来の目的とは関係のない電話がかかっているのだろう。そんなことを発想したのは、ベルギーではこうした状況が統計で明らかにされ、社会的な問題…

路傍の植物から街路を活性化

下町の路地裏、長屋の軒に並んだ鉢植えの花がそこを行く人々に季節の彩りを伝える…そんな都会生活を原風景に持つ東京生まれの日本人であるせいか、フランス、とりわけパリなどの街並みを辿るにつけ、石造りの建物から歴史の重みを受け取ると同時に、なんとな…

ツイッター発信上位都市にパリがランクイン

ツイッターというのには正直言って今一つなじめない。140字への制限がメッセージの断片化、ひいてはコミュニケーションの断片化につながっているのではという疑いが拭えないからだが、まあ140字だからこそ気軽に発信できるという人々が多いのも事実だろう。…

戦跡探しとは、歴史を辿ること。

遺跡は洋の東西を問わず注目を集める観光の対象。そしていわゆる戦争遺跡についても、特に近代戦のそれは関係者やその子孫が存命な場合もあるだけに、複雑な感情を惹起しがちではあるものの、「歴史の証人」として多くの市民が興味を持つのは当然と言ってよ…

警察官大量退職の背景は給与への不満か

フランスなど各国の警察や警察官をめぐる事情については、このブログでもすでに何回か取り上げているが、やはり大規模な公的機関らしく、抱える課題がいろいろあるのはどの国も共通なようだ。相対的には秩序正しい国と言えるスイスも、日本と比べて治安面で…

「裸足族」パリの街をゆく

自宅で過ごすときは余計な拘束を取り外したくて靴下を脱ぎ、少しぐらい寒くても快適(スリッパなどはまず履かない)なのだが、もちろん戸外は別。砂地(浜辺を除く)や土の上でも、かねて衛生問題が指摘された記憶もあり、自分としては素足でいることは想像…

パリ・オルリー空港周辺をぶらり散歩

飛行機の爆音は日々聞かされれば当然うるさい以外の何物でもないが、たまに離陸の雄姿を目の当たりにするのはとても興味をそそられることでもある。羽田空港近くの公園は、休日など旅客機を眺める親子で賑わうとも聞く。そうなるともちろんパリの空港周辺で…

香水「アナイスアナイス」は80年代の申し子

フランスの新聞では、夏休み期間になると明らかに「これは事前に書きためておいたのではないか」と推測できる特集記事の類が多くなる。ヴァカンスが権利として確立している国のことだけはあるが、もちろん事前準備記事だからといってつまらないわけではなく…

ジョニー・アリディ、メガネCMに終止符?

日本のテレビCMなどと比べると、フランスではいわゆるタレント・芸能人が出演しているケースは非常に少ないように思うのだが、もちろんイメージを大切にするファッション関係や化粧品などでは、歌手や俳優の出番もそれなりに増えてくる。そして、おしゃれア…

現代美術に親しむ子どもたち

コンテンポラリーアートの作品を買い付けるセレブたちについて、このあいだ当ブログ(7月1日付)で紹介したばかりだが、今日も現代美術の話題を取り上げてみよう。大人が見るとなにかと考え過ぎ、かえってわかりにくくなるこの種の作品でも、子どもは余計な…