2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

毎年実施中、たばこ小刻み値上げの効果は

日本では今般、復興増税にたばこ税は盛り込まないということで決着を見たようだが、増税の話が持ち上がるたび、たばこが取り沙汰される状況に変化はない。フランスも似たような事情というべきか、こちらは実際にたばこの値上げがこのところ頻繁に生じていて…

地域に根ざすパン職人の熱意と勤勉

フランスやその近傍の国では、やはり主食であるパンがおいしければ嬉しいし、楽しい食事になるという印象が強い。ユースホステルの近所のパン屋で買ったバゲットがとてつもなく美味で、あっと言う間に1本食べ尽くしてしまったというのも懐かしい思い出。そし…

「セザンヌとパリ」がテーマの展覧会

印象派、もしくはポスト印象派を代表する画家の一人として知られるポール・セザンヌ。彼の画業は、後半生に繰り返し描いたサント−ヴィクトワール山に代表されるように、生まれ故郷でもある南フランスを地盤になされたというイメージが強いが、実は40歳ぐらい…

一般医の「燃え尽き症候群」が深刻

日本で医者は伝統的に、高給取りかつ生活にも余裕があるというイメージを定着させてきたが、最近ではそういうイメージもだいぶ様変わり。地域、専門分野、勤務形態の違い等で事情はさまざまなれど、たとえ給料が多少高くとも非常に過酷な仕事を日々強いられ…

民放テレビの新番組はお笑いニュース批評

民間テレビ局カナル・プリュスでウィークデーの午後7時55分から放送されている「レ・ギニョル・ドゥ・ランフォ」は、パペット人形が時事問題を自由自在に斬る風刺番組としてすっかりお馴染み。おそらくそれにあやかろう(または対抗しよう)というのだろう、…

あの人はいま−前外相の場合

チュニジアから始まった「アラブの春」は、ついにリビアのカダフィ大佐死亡、同政権の終焉にまで行き着いたわけだが、フランス政界でこの潮流のあおりを食って(?!)辞任に追い込まれたのがミシェル・アリオ−マリ前外相。サルコジ政権の対アラブ政策にドタ…

ゲンズブールの末の息子が音楽で本格始動

フレンチ・ポップス界の奇才、セルジュ・ゲンズブールの子供と言えば、ジェーン・バーキンとの間に生まれたシャルロットが圧倒的に有名。しかしもう一人、歌手そして作曲家として活躍中、というか、最近になってようやく活躍を始めた息子(シャルロットとは…

新課税案で問題となる「富裕とは何か」

ユーロを巡る危機的な状況が、いわゆる南欧諸国に限らずフランスにも(国債危機といった形で)直接及びかねないことは御存知の通り。そこでサルコジ政権としては、そうした危機を波及させないため、緊縮政策を矢継ぎ早に打ち出しているわけだが、その一環と…