2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

TVチャンネル増加時代をいかに制御するか

世界的にますます多チャンネル化の傾向が見られるテレビ界、日本では最近もBSデジタル放送で新たなチャンネルが追加されつつある。ただ一方では人々のテレビ離れが広範に進んでいるとの指摘もあり、どんなコンテンツをいかに見せるか、その真価が問われてい…

トリュフの収穫増加、科学が後押し

世界三大珍味のうち、キャビアについては当ブログで最近扱ったばかり(2月11日付参照)だが、今日はトリュフの話題。当方正直に言って、その味覚上の価値が心底わかっているとは言い難いが、独特の収穫法と相まって高級食材としての地位は不動のものだろう。…

格安キャリア、御愛顧感謝フライトを実施

当ブログで欧州の格安航空会社、イージージェットを取り上げるのは3回目になる。特に優先して取り上げているつもりはないのだが、ここでフランス語圏スイスの情報を紹介しようとする際に、同社関係の話題が目立つ形でメディアに出ていることが多く、結果とし…

自然派ファストフードなんてあり得るのか

食生活に対するこだわりが何処でも話題になる今日この頃。フランスで「自然派」と言われる食品類が注目され、また食品製造業において「自然派」であることが格好のセールスポイントになっていることについては以前にも触れた(例えば2011年12月28日付当ブロ…

文化系商品チェーン店FNACの経営戦略に矛盾あり?

先日のパリ滞在時にも2回もその店舗を訪ねてしまった(12月27日付、30日付当ブログ参照)、本やCD等のカルチャー系ソフト、さらに音響機器や映像機器等を販売する大型チェーン店FNAC(フナック)。日本だけでなくフランスでも、ネット販売やダウンロード課金…

ブリーチーズの魅力を紹介

しっかりしたレストランでフレンチをいただく際には、デザートの前にチーズが来るのが正式なフルコース。フランスの食事においてチーズの占める位置は確固たるものがあり、それだけその質や味などには人々のこだわりがある。見た目も美しい料理の写真とレシ…

香水はもっと安くなるはずだが

パリでは街に香水のフレグランスが漂っているとか、エールフランスに乗ると特にそんな感じがするとはお決まりのフレーズ(日本の航空会社は醤油の香りといった逆反応もあるようだが)。確かにフランス人は歴史的にも香水を多用してきたと言われるし、今でも…

人工衛星が支える大規模な農業経営

国際化の流れの中で議論がかまびすしい日本の農業。そもそも平地率が低いこの国土で農業を展開し、諸外国に伍していくこと自体が、グローバリゼーションが急速に進展する現在、重要ではあっても極めて困難な課題となっている。大規模農業を実践する外国とし…

ちょっと不足気味の献血が気がかり

日本では冬になると献血者減少の傾向があると一般に言われる。やはり寒いのでいろいろと億劫になるし、そもそも腕をまくるという気にならないというのもあるだろう。街角で特に多くの献血呼びかけの声を聞くのもこの時期だと思う。ところで、赤十字社が献血…

自国産キャビアはブランド力アップが目標

世界三大珍味と言えば、フォアグラ、トリュフ、そしてキャビア。このうち前2者についてはフランス産のものをフランス料理で使うというのがある種の王道と言えるだろうが、キャビアはカスピ海産が他の追随を許さない。それでも実は、フランス産のキャビアとい…

飲酒運転、年末取り締まり強化中とは言うけれど

日本の飲酒運転取り締まりは近年とりわけ非常に厳しくなり、それが交通事故死亡者数の減少にも結びついているようなので、これはまずもって喜ぶべきことなのだろう。一方でヨーロッパでは、伝統的にこの種の規制は弱い(もしくは実効性が薄い)と言われてき…

リール名物、真冬の観覧車が回る

ヨーロッパで意外と頻繁に見かけるのが、なんと言っていいのかわからないが、「移動遊園地」とでも表現できるもの。遊園地にある比較的小規模の遊具が、お祭りなどの際、街の広場に並べられ、数日ないし数週間が過ぎるといつのまにかなくなっている。運営管…

パリの警察官配置に地理的不平等

旅行者としてパリに滞在する際に、身の安全のことが気にならないと言えばウソになる。安全が空気のように感じられてきたとされるどこかの国と違うのは当然の前提だが、それでももし地域で犯罪が多発しているならば、警察で重点的に対応してもらいたいと考え…

年末に賑わいひとしお、卸売市場

卸売市場は基本的にプロフェッショナルのためのものであるけれど、東京なら築地に代表されるように、扱う品々の新鮮さが想起され、ひやかしの消費者にとっても何か心躍るところがある。フランスではパリ郊外のランジス市場(現在の「レ・アール」から同地に…

運転速度通知レーダーに安全効果はありや

自動車の速度違反は警察にとって非常にポピュラーかつ重要な取り締まり対象。日本では、警察官による随時取り締まり(いわゆる「ねずみ取り」)に加え、自動取締設備が主要道路、特にスピードが出やすいところに集中的に設置され、有効に機能するようになっ…

欧州委職員の給与引き上げ、容認できるか

欧・米・日が、不況や経済危機の深刻度を相互に競うような厳しい昨今。そうなると一様に公的セクターに厳しい目が向けられるようになるのは自明だが、ヨーロッパの場合、EUという国家を超える公共部門が既にかなり大きなプレゼンスを持っており、これに対す…

リール近郊に繊維研究開発の拠点を設立

フランス北西部、ベルギー国境にほど近いリールを中心とする地域(ノール=パ・ドゥ・カレー地域圏)が、19世紀以降の繊維産業の発展で一時代を築いたものの、その後の産業構造の変化によって多分に行き詰まりの様相を見せていることは、地理や歴史に詳しい…