2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
日本で比較的安易に盗犯が侵入する場所というと、まずはコンビニエンスストアが挙げられるのではと思う。深夜早朝に比較的スタッフが手薄で、客も少なく、かつレジに現金をある程度抱えている点などが犯罪を誘引する主な要素なのだろう。これがブリュッセル…
以前このブログで、ブリュッセルの並木について定期的な調査が行われ、傷みがひどい木は植え替えることで倒壊等の事故防止が図られているというレポートを伝えた(5月26日付)。これは環境管理センターが判断して、必要最小限の植え替えを行うために伐採を実…
御覧のとおりこのブログでは、筆者自身の興味関心(有り体に言えば「行ってみたい」ということ)から、美術館・博物館や展覧会に関する話題が見つかると、割によく取り上げるようにしている。今日もこのテーマで1件。8月3日付の『ラ・トリビューン』紙は、パ…
ロレアル社と言えば、ヘアケアや香水など幅広い分野に展開している世界最大の化粧品メーカー。日本でも著名な看板、「ロレアル・パリ」(LP)の他、ランコムやザ・ボディショップなどのブランドも傘下に収め、グループ企業として強力な経営を展開している。…
メディア環境の変化に伴い、多少は様相が変わってきているかもしれないが、本を出版するということは、多くの人にとってなお、ある種のあこがれであり続けている。日本ではここ数十年、自費出版ブームといった状況が生じており、数多くの自費出版本が発行さ…
通貨市場におけるスイスフランの一人勝ちと言える状況が顕在化している。周知の通り、ギリシャをはじめとするユーロ域内各国の財政事情悪化と困難を極める救済策、深刻さを増す米国の債務問題、日本で継続する経済不振と震災による打撃といったように、主要…
磯山友幸『ブランド王国スイスの秘密』(日経BP社、2006)読了。著者の磯山氏は日本経済新聞記者で、本書は2002年から2年間、チューリッヒ支局に勤務した際の取材等に基づいて執筆されている。一読、問題意識が非常に明確であり、それに基づいてスイスという…
パリの主要観光地、特にエッフェル塔下の広場付近に、怪しげな物売りが多く出没していることは、日本人観光客にもそれなりに知られて来ているらしい。もしそうならば、興味がなければ買わない、ツーリストの立場としては一応それで事が足りるような気がする…
観光地など、場所に関する写真や画像情報がネット上などに溢れかえっているのが現代ではあるけれども、それでも絵葉書はあまりすたれることもなく、旅行先での必須アイテムであり続けている。特にヨーロッパの場合、ヴァカンスは観光地巡りというより、居心…
海外サッカーに興味をお持ちの方ならもちろん御存知のはずのディジョンFCO。今年から松井大輔選手が加盟して、日本での知名度が一気に上がったチームである。ブルゴーニュ地域圏の中心地を本拠とし、1998年の設立後、約10年間でフランスアマチュア選手権、フ…
高速道路などを走っていてよく感じるのは、トラックやバスといった大型車を上手にかわしつつ運転するのはなかなか難しいということ。もちろんこれは日本だけの話ではなく、フランスでも似たような状況が起きているらしい。特に渋滞の時などに大型車と折り合…
学校の時間割というのは、国によって意外に差異のあるもの。日本ではウィークデイにもれなく授業があり、その分(特に低学年は)終業時刻が早い傾向にあるのと比べ、ヨーロッパは(国別の差異はあるが)平日でも休みの日があったり、その埋め合わせで1日の時…
個人消費動向と言えば、一国の経済状況を示す非常に重要な指標であり、その行方がいろいろな意味で経済の健全性に影響を及ぼすファクターでもあって、しかも非常に多様な要因によって方向性が変化するという特色も持っている。いわば変動域が大きく、長期予…
どんな技能であれ、それを基にプロとして活躍できるほどになるためには相当の鍛錬を必要とする。クラシック音楽の世界はなおさらで、幼少期から厳しい訓練を積んでも、プロの演奏家として生きていける者は一握りしかおらず、だからこそ彼らが成長してきた道…
スイスの産業政策というか、安定的な富裕国であり続けるための産業戦略については、いずれまとめて書いてみたいとも思ってはいるのだが、とりあえず今日も断片的な分析を。アメリカに本拠を持つ多国籍企業が相当数スイスに進出している中で、その現状につい…
フランスのバックパッカー向け旅行ガイドである「ルータール」については、以前(2009年11月14日付)の当ブログでも触れたことがある。1973年に最初の号が発行され、現在ではほぼ世界各地をカバーするこのガイドブック、フランス国内で第1位のシェアを誇って…