2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

FIFA、UEFAに課税すべきかで論議勃発

国際サッカー連盟(FIFA)、そして欧州サッカー連盟(UEFA)と言えば、ワールドカップや欧州選手権といった、世界で最も盛り上がるといってもよいスポーツイベントを主催し、もって世界のサッカースポーツ振興に貢献している。ただ一方で、巨大興行主として…

アコーホテルズがブランド再編へ

ホテルの話題がなんとなく連続しているが、今回は巨大ホテルグループがテーマ。「ソフィテル」「ノボテル」などのホテルブランドで知られる仏「アコーホテルズ」は、日本では(何店か進出しているものの)知名度が高いとは言い難いけれど、ヨーロッパ中心で…

債務危機でも銀行資本増強への眼差しは冷たく

御承知のように、欧州債務危機に対するEU等の包括戦略の策定は、この数日の間に一つの(何度目かの)山場を迎えた。今後、10月26日のユーロ圏首脳会議において一連の方策を最終合意し、11月上旬に開かれるG20首脳会議でこれを表明することが予定されている。…

ミシュラン3つ星を誇る唯一の女性シェフとは

その昔、毎週「美味しいお料理とお酒があればこの世は天国」をキャッチフレーズにしていたテレビ番組があったが(古い)、グルメ・グルマンの国フランスではこうした境地がまさに隅々まで行き渡っているような気がする。フランスへの関心を持ち続けている当…

なぜビッグスター世代交代が進まないのか

ポピュラー音楽が、その種類においてもまた「消費」される様態においても多様化の一途を辿っているのは世界的な趨勢。フランスにおいてもヒップホップやワールドミュージックなどの流れに押されて、従来型のシャンソンやフレンチポップスなどは70年代までの…

自国産ワインを在外公館で積極提供へ

ワインの主要生産国としてスイスを挙げる向きは、それほど多くはないかもしれない。しかし、気候温暖化も手伝ってか、近年この国で赤・白とも優れたワインが生産され、流通していることは事実。そうなると次には、国際的にスイスワインをどのように認知して…

新規参入続きパリ高級ホテル戦争勃発か

東京が高級ホテル激戦区と呼ばれ、特に外資系の著名ホテルが続々進出して既存施設との争いを繰り広げるようになったのはいつ頃からだったか。現在のパリも、どうやらこれとかなり似たような環境にあるようだ。9月1日付『ル・パリジャン』紙パリ市内版は、昨…

ユーロ下がれば中古車売れず?

スイスの通貨高についてはこのブログで以前にも取り上げたとおり。その後、スイス国立銀行が対ユーロのレートに上限目標値を設定すると発表し、急激なスイスフラン高は一段落したような様相もあるけれど、なにせユーロを巡る情勢が不透明過ぎるだけに、安定…

ラグビーW杯成績の事前予測、その「情熱と冷静の間」

日本では開催前こそ多少盛り上がったとは言え、リーグ戦勝ちなしで予選敗退して以後はほとんど話題にものぼらないラグビーワールドカップ。実はサッカーW杯、オリンピックに次ぐ世界第3位の大会規模を誇るスポーツイベントである。フランスは、その起源が19…

今なぜか、税務当局への密告が増加中

企業の内部告発などが社会悪を明らかにする手段として注目される現代では、多少はイメージも変わってきているのかもしれないが、「密告」ということばなり行為にはなんとなく後ろ暗い雰囲気がつきまとう。ましてその密告が、道義的には正しい指摘であるにし…

欧州北部産ワインの専門店が新登場

本日は軽めの話題を一つ。ベルギーの首都で発行されている週刊無料紙『トリビューン・ドゥ・ブリュッセル』の8月30日版は、この街に新たに誕生したヨーロッパ北部地域産ワインの専門店について詳しく紹介している(Du vin, et du nord! La Tribune de Bruxel…