スイス

ロレックス社の新工場建設は不況下の一縷の希望?

どうも当方とは縁がなさそうなのが残念だが(!)、スイスの高級時計の代名詞と言えばまずロレックス。10月1日付の『ヴァンキャトルール』紙は、そのロレックス社が不況のさなか、新工場の建設に踏み切ったと報じている(Rolex affirme dans la pierre sa co…

ローザンヌ駅操車場用地を州立美術館に

鉄道関係の敷地は、時代の変遷によって大規模に余剰スペースを生じ、都市再開発の対象になることが多い。文化施設に変貌するケースも見られ、例えばパリで元のオルセー駅を美術館にしたのがオルセー美術館。ベルリンでもハンブルク駅を転用して現代美術館に…

大丈夫か「あたしはニュースキャスター」

1つの国が4つの言語圏から成り立っているスイス連邦。そのことがどのように市民に受け止められているか、日本に住む自分にはなかなか測り難いものがあるが、推測するに、他の言語圏と協調していこうとする気持ちとともに、「よそではどうなっているのか」と…

水の事故、安全講習の効果は出るか

東京では夏の体育の授業は水泳と決まっているが、北海道にいくと気候の関係で、スキーやスケートは頻繁に習っても、水泳の授業は比較的少ないらしい。同じことは山国スイスにも言えるようで、6月24日付けの『トリビューン・ドゥ・ジュネーブ』紙は、子どもが…

アズナヴールは引越好き

前から取り上げたいと思っていたセレブネタ。ハリウッドのスターほどではないが、フランス語圏でも有名人の生活ぶりに注目が集まるのは同じこと。6月24日付けの『トリビューン・ドゥ・ジュネーブ』紙(ジュネーブ地域の一般紙で、決してゴシップペーパーでは…

峠道の「安全策」は総スカン?

高速道路を走っていると、様々な表示や舗装状態の変化などで、安全確保のための細かな工夫がされていることに気づく。知恵を絞って多様な方策を編みだしている専門家の方々の苦労は相当なものだろう。ところがスイスでは、せっかく導入した安全策が期待され…

郵便局網に大ナタの危機

ネットの普及に代表されるコミュニケーション環境の変化、全般的な経済自由化の波などに影響されて、郵便や郵便局をめぐる状況は、世界中で大きな変動にさらされている。スイスは公社制度(ラ・ポスト)を維持しているが、民営化を進める日本と背景事情がそ…

花を買う男たちの肖像

ヨーロッパの人々は生活に花を取り入れるのが上手い。日照が短く寒さも厳しい時期が長い地域では、それだけ住まいを花の彩りで美しく整えることに愛着が生まれるのか。冬にヨーロッパを旅すると、街並の色合いがくすんでいる分、花屋の店先がひときわ鮮やか…

レマン湖遊覧船の寄港地紛争

湖を行く遊覧船と言えば、洋の東西を問わず、それ自体が観光資源であるとともに、沿岸の観光地を結ぶ重要な足でもある。ましてスイス南西部のレマン湖となると、世界に誇る山岳地帯を眺めながらのクルーズはこたえられない。ところがそんな遊覧船でも、地元…

ローザンヌでタクシー強盗続発

経済不安の高まりも相まって、「殺伐とした世相」は今やメディアの常套句。日本でも大阪などでタクシー運転手が襲われる事件が相次ぎ、いかにも世相の荒れようを感じさせる。そんな中、1月6日付けのスイスの日刊紙『ヴァンキャトルール』は、スイスのフラン…